令和7年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書

岡部理事からの情報です。

令和7年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書

(環境白書の概要)

環境白書とは、環境基本法第12条に基づき、毎年、環境の状況、環境の保全に関して講じた施策及び講じようとする施策を取りまとめた報告書です。環境の日(6月5日)に合わせ、6月上旬頃に閣議決定されます(令和7年版は、2025年6月6日に「令和7年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」として公表されています)。

循環型社会白書(循環型社会形成推進基本法)、 生物多様性白書(生物多様性基本法)と環境白書を合わせて、1冊にしています。

〇 環境白書の構成

環境白書は、第1部「総説」、第2部「講じた施策、講じようとする施策」から構成されています。
第2部は毎年定例ですが、第1部「総説」は、毎年テーマを設定し、テーマに即した内容を特集しています。

令和7年版のテーマは、企業の方などからの循環経済や自然再興に関する最新の政策動向に対する関心を踏まえ、以下となっています。

 

テーマ:「新たな成長」を導く持続可能な生産と消費を実現するグリーンな経済システムの構築

令和7年版のポイントは、以下のとおりです。

2025年1月に米国がパリ協定からの脱退を表明したが、我が国としては、脱炭素と経済成長の同時実現を目指し、2050年炭素中立(ネット・ゼロ)の実現に向けた取組を着実に進めていく。地球規模の環境問題においては、先進国・途上国の区分を超えて、分断ではなく、共に取り組む「協働」が重要。AZECを始め、国際社会に対して、我が国から訴えかけていく。

持続可能な社会に向けた科学技術・イノベーションとスタートアップ支援を進めていく。「ウェルビーイング/高い生活の質」を実現するため、環境・経済・社会の統合的向上の実践・実装の場として位置づけた「地域循環共生圏」を構築していく。

令和7年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書 (概要)