地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)

岡部理事からの情報です。

SATREPS(サトレップス)とは、地球規模課題の解決に向けた日本と開発途上国との国際共同研究を推進するプログラムです。SATREPSは、科学技術と外交を連携し相互に発展させる「科学技術外交」の一環として、地球規模の課題解決を目指す国際共同研究を推進します。昨今、SDGs(持続可能な開発目標)が世界で注目されている通り、気候変動や食糧問題、自然災害、感染症など、地球規模の課題は年々複雑化するとともに、特に影響を受けやすい開発途上国においては深刻な状況となっています。

これらを解決するためには、国を越えた科学技術イノベーションの創出と研究成果の社会還元、人材の育成と研究能力の向上が必要です。SATREPSでは、環境・エネルギー、生物資源、防災、感染症の4つの研究分野を対象に日本と開発途上国の研究者がともに課題に取り組み、現地のニーズを踏まえながら実社会で活用可能な知識や技術を新たに創り出していくことにより、持続可能な開発を目指す国際社会に貢献します。

令和8年度公募について 公募・選考プロセスはこちら

https://www.jst.go.jp/global/koubo/selection_process.html

 

  • 公募期間:令和7年8月下旬~10月下旬(予定)
  • 対象分野:環境・エネルギー / 生物資源 / 防災
  • 研究期間:3~5年

予算規模:1課題あたり1億円程度/年
【内訳】JST:委託研究経費3,500万円程度/年
JICA:ODA技術協力経費 上限3億円/5年間
上限2.4億円/4年間
上限1.8億円/3年間

感染症分野については、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)で公募が行われております。感染症分野については、AMEDの公式サイトを参照ください。「研究期間」と「JST/JICA経費」については、昨年度公募時の情報であるため、今後変更が⽣じる可能性があります。

SATREPSは政府開発援助(ODA)との連携事業です。相⼿国研究機関から相⼿国のODA担当省庁を通じ、ODA要請書が⽇本⼤使館を経由して外務省に提出されることが必要です。ODA要請書の受付は6月末頃に開始されました。なお、相手国政府内での受付開始時期は国によって異なります。また、提出期限は日本側での公募締切より早く、令和7年10月14日(火)を予定しています。相手国政府内での手続きに時間を要することがありますが、相手国の事情によらず締切までに要請書が外務本省に届いていなければなりません。相⼿国政府内での締切は国によって異なり、上記10月14日より前に設定されることが通常です。相手国での要請手続き※や所要日数等について、相手国研究者を通して相手国担当省庁へお早めにご確認ください。なお、相⼿国政府よりODA要請書が提出されていない場合は、「要件未達」と判断し、選考を⾏いません。

※一般的には、相手国研究機関が要請書を作成、所管省庁の承認後、ODA担当省庁を通じて日本大使館に提出され、大使館から外務本省に届く流れになっています。

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)

https://www.jst.go.jp/global/

 

令和8年度研究提案の公募

https://www.jst.go.jp/global/koubo/index.html

(問い合わせ先)

国立研究開発法人 科学技術振興機構

国際部 SATREPSグループ電話:03-5214-8085

 

地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム説明資料