2019年度エコマテリアル・フォーラム年会シンポジウム

日本が目指す水素社会とは? ー実現に向けた技術とシナリオー

2016年5月、COP21で採択されたパリ協定に基づいて、日本の地球温暖化対策を総合的かつ計画的に推進するために「地球温暖化対策計画」が閣議決定されました。中期目標として2030年度に2013年度比でGHGを26%削減すること、長期的目標として2050年までに80%の排出削減を目指すことが示されました。

2017年12月、第2回再生可能エネルギー・水素等閣僚会議において、水素の普及と活用に向けた「水素基本戦略」が決定されました。狙いは、1)エネルギー調達ルートの多様化と自給率向上と、2)CO2排出量削減です。エネルギーを確実に調達する体制を作りながら、CO2排出量を削減することを目指しています。

しかし日本で水素を活用する動きは小規模または実験的なものに限定されています。水素ステーションは設置費用が高く、見かけることはほとんどありません。水素流通量も少なく、安くありません。水素社会は遠いものというのがイメージです。

今回のシンポジウムではこの水素を取り上げ、水素利用の現状と課題、水素製造技術、水素流通と水素発電、水素社会の構築に関する企画講演会としました。水素社会実現に向けたシナリオは何であるか、そこにはどのような課題があって、どのような技術が必要とされるかを理解し、身近なテーマとして議論する場にしたいと思っております。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

主催:エコマテリアル・フォーラム

共催:国立研究開発法人物質材料研究機構

日時:2019年7月22日(月)10:30~17:00

場所:千代田区立日比谷図書文化館4F スタジオプラス(小ホール)

プログラム(案)

10:30-10:40 開会あいさつ 幹事長 篠原嘉一

10:40-11:00 My都市鉱山バッグ運動のポスト2020(仮題)   会長 原田幸明

11:00-11:45 (企画講演) 水素利用の現状と課題(仮題) 石田政義(筑波大学)

11:45-12:45 (昼食)

12:45-13:15 エコマテリアル・フォーラム総会(フォーラム会員のみ)

13:15-13:30 (休憩)

13:30-14:15 (企画講演) 水素製造技術と触媒(仮題)許 亜(NIMS)

14:15-15:00 (企画講演) 水素社会の構築(仮題) 三浦真一(株式会社神戸製鋼所)

15:00-15:45 (企画講演) 国際水素サプライチェーン構築に向けた川崎重工の取組み 石川勝也(川崎重工業株式会社)

15:45-16:00 (休憩)

16:00-16:10 エコものづくりWG報告 岡部 敏弘(芝浦工業大学)

16:10-16:20 熱電発電研究会WG報告 磯田 幸宏(NIMS)

16:20-16:30 超越ガラスWG報告 川合 將義(KEK)

16:30-16:40 環境教育WG報告 山口 明 (岩手大学)

16:40-16:45 閉会あいさつ

18:00~ (懇親会:ライブラリーダイニング日比谷(地下1階))

シンポジウム参加費:無料

資料集代:無料(会員)、2,000円(非会員)

懇親会参加費:5,000円

参加申し込み:(https://ecomaterial190722.peatix.com

お問合せ先:フォーラム事務局 吉田

〒305-0033 つくば市東新井10-1ハートランドつくば108号室

E-mail:office@susdi.org
TEL:029-846-5505 (極力メールでお願いします)