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1.24「広域マルチバリュー循環をめざしてII」(一社)サステイナビリティ技術設計機構
一般社団法人サステイナビリティ技術設計機構からイベントの案内が来ております。
~~広域マルチバリュー循環をめざして II~~
–循環・ネットワーク型の経済と経営の方向性—
●日時:2018年1月24日(水) 13:00~17:00
●場所:東京大学 工学部11号館 講堂 (東京都文京区本郷)
●主催:一般社団法人 サステイナビリティ技術設計機構
●申込み:2018年1月22日までに、http://susdi.org/wp/event/d20180124/より参加登録をお願いいたします。
(定数200ですので事前に締め切ることもございます)
※ 登録費 3,000円/別途 資料代 2,000円/交流会 6,000円
http://susdi.org/wp/event/multivalueII
●問い合わせ先
サステイナビリティ技術設計機構(代表理事:原田)
mail:office@susdi.org ※問い合わせはメールでお願いいたします。
趣旨
欧州のサーキュラー・エコノミーは、従来型の循環型社会に向けた取り組みの範疇を超えて「モノ」の循環から「コト」のネットワークへと新たな世界的な潮流を作ろうとしています。
2017年のボローニャ環境サミットでも、RRRDR(リマニュファクチャリング、リファービッシュ、リペア―、ダイレクト・リユース)が重要な取り組みとして取り上げられ、資源効率(Resource Efficiency)向上の有力な手段として注目されています。
さらに、これらがネットワークを通じて共有されることで、さらなる広がりを持ちつつあり、リユース、サービサイジング等の取り組みがビジネスとして具現化する基盤を形成しつつあります。
前回のシンポジウムでは、この欧州のサーキュラー・エコノミーの動きを、製品や素材に含まれている残存価値(retained value)の活用という視点で注目し、さらに、モノづくり日本、ゼロエミッション日本の要素を取り入れて発展されるべく「広域マルチバリュー循環」というコンセプトを提示し、グローバルで多様な「勿体ない」の経済化こそ、サーキュラー・エコノミーの積極的側面を世界に発展させていく方向性だとの論点も提示しました。
今回は、このような「モノ」や「コト」の循環やネットワーク化という方向性に関して、経済学、経営学を踏まえた視点からの意見を聞いてみたいと思います。
【プログラム】
13:00~ はじめに 《原田幸明》
13:15~14:00 《早稲田大学 中村慎一郎教授》
「産業エコロジーから見たCircular Economy:鉄鋼合金材料を例として」(仮)
14:00~14:45 《慶応大学 金子勝教授》
「ネットワーク経済への歴史的転換」(仮)
15:00~15:45《敬愛大学 粟屋仁美教授》
「静脈のマネジメント-市場創造、資源循環」
15:45~16:30《慶応大学 細田衛士教授》
「Circular Economyと循環型社会の課題」(仮)
16:30~17:00《産総研 松本光崇》
JST新プロジェクト「リマンを柱とする広域マルチバリュー循環」
17:00~17:10 ご挨拶《経産省、環境省 ※予定》
17:15~17:55 パネル討論(講演者:経産省、環境省)
終了後 交流会
注) マルチ・バリュー循環
製品は、製品そのものの機能価値だけでなく、ブランド価値、構成部品価値、部材価値、素材価値など多様な価値を含んでおり、多くの場合製品機能の停止をもってライフサイクルが閉ざされそれらの価値は埋もれてしまうケースが多いが、実は残存価値として引き出される価値は残っている。
現在それを引き出しているのは素材リサイクルであるが、より多様で多階層の残存価値引き出し行為が展開され、それを最終的に支えるものとして素材リサイクルと廃棄物処理が社会インフラの一部として存在すべきである。このような多様で多階層の残存価値を引き出す循環をマルチ・バリュー循環と定義する。