2014年1月23日 「ベッセマー+200の鉄と社会」ワーキング シンポジウム8
「ベッセマー+200の鉄と社会」ワーキング シンポジウム 8(終了)
2014年1月23日 (独)物質・材料研究機構 第一会議室 (茨城県つくば市)
1856年、H. Bessemerは、当時のパドル法に代わる空気底吹き法による鋼の製造方法を確立しました。以来、鋼の大量生産が可能になり、現在では年間10数億トンもの鉄鋼材を生産するに至っています。一方、このベッセマーの大発明から約200年後の 2050年に向けて、生産量は著しく増加し、高品位な原料の調達が困難になることも考えられます。また、世界的に大幅なCO2排出削減による制約も考えられます。このような将来社会において、ベッセマーの発明以来続いてきた高炉−転炉法による生産は、今後どのように変化するのでしょうか。
2010年に発足した「ベッセマー+200の鉄と社会」WGでは、2050年の社会において必要とされる素材(鉄鋼)の使われ方や求められる製鉄・製鋼法などについて自由な議論を行い、今後の材料科学の開発課題に関する有用な示唆を抽出したいと考えています。
第8回となる本シンポジウムでは、将来に向けた構造材料の研究開発の最前線とこれからの方向性に焦点を当てます。現在、輸送機器、社会インフラなどをはじめとして構造材料の役割が注目され、長期的な観点に立ったプロジェクト研究が立ち上がっています。今回と次回は、そのプロジェクトに貢献している研究者の方々に集まっていただき、最新の情報のみならず、将来への夢と展望を語っていただきたいと思っております。また、これまでこの集まりで講演された各分野での牽引者の方々にもお声をかけ、研究開発の方向に対するご期待やご意見なども出していただいての意見交換もできればと思っております。よろしくご参加お願いします。
日 時 | 2014年1月23日(水) 13:15-17:15 (13:00 受付開始) |
場 所 | 物質・材料研究機構第一会議室 〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1 http://www.nims.go.jp/nims/office/tsukuba_sengen.html |
内容
13:15-13:20 挨拶 原田幸明 (物材機構)
13:20-14:10 バルクナノメタルの興味深い力学特性とその可能性 辻 伸泰(京都大学)
14:10-15:00 マグネシウム新時代の到来 ~LPSO型マグネシウム合金~ 河村能人(熊本大学)
15:00-15:15 休憩
15:15-16:05 鉄 耐熱材料としてどこまで高温化が可能か 竹山雅夫(東京工業大学)
16:05-16:55 構造材料研究開発戦略考(仮題) 馬渕 守 (京都大学)
16:55-17:15 総合討論
17:45-20:00 懇談会
参加費:
エコマテリアルフォーラム団体会員、物材機構関係者、元講師の方々:無料
エコマテリアルフォーラム個人会員:無料
一般:2,000円
(今回はハンドアウト資料は作成いたしません。懇談会は別料金です)
申込方法:
電子メールにて、件名冒頭に【B200 申込】と入力し、出席される方の氏名、勤務先、所属、メールアドレス、会員資格(団体・個人・一般) を明記の上、下記事務局アドレスへ4月18日(金)までに送信下さい。
〒105-0003 東京都港区西新橋1-5-10 新橋アマノビル6F
一般社団法人 未踏科学技術協会 エコマテリアルフォーラム事務局 大貫
Tel 03-3503-4681
Fax 03-3597-0535
E-mail ecomat@sntt.or.jp
定員:80名(未定)