「ベッセマー+200の鉄と社会」ワーキング シンポジウム 2
「ベッセマー+200の鉄と社会」ワーキング シンポジウム 2(終了)
2010年9月1日 全日通 霞ヶ関ビル 8F 大会議室B (東京都千代田区)
趣旨
1856年、H. Bessemerは、当時のパドル法に代わる空気底吹き法による鋼の製造方法を確立しました。以来、鋼の大量生産が可能になり、現在では年間10数億トンもの鉄鋼材を生産するに至っています。一方、このベッセマーの大発明から約200年後の 2050年に向けて、世界的に大幅なCO2排出削減目標が掲げられています。ベッセマーの発明以来続いてきた高炉-転炉法による生産は、今後どのように変化するのでしょうか。鉄鋼業界は大型設備産業でもあり、かつ社会資本および社会システムとの関係が強く、鉄鋼生産の転換には政治的・社会的戦略との連携が欠かせません。また、電炉+ミニミル法の比率が高い米国、各種製鉄法をバランスする欧州、先進・大型製鉄システムへの更新・集約を進める中国、量的拡大が迫るインド、高級鋼製造にしのぎを削る日本と韓国、原料産地に隣接するブラジルなど、それぞれが置かれた社会状況と省エネルギー・低環境負荷に向けた鉄鋼製造技術の到達度合いは異なります。
新たに発足した「ベッセマー+200の鉄と社会」WGでは、2050年の社会において必要とされる素材(鉄鋼)の使われ方や求められる製鉄・製鋼法などについて自由な議論を行い、今後の材料科学の開発課題に関する有用な示唆を抽出したいと考えています。予想される社会的制約の下で、鉄鋼製造だけでなく、他素材との競合も含めた現況にとらわれない様々なシナリオを幅広い視点から検討するべく、第2回となる本シンポジウムでは、自動車に着目して議論したいと考えております。さまざまな立場の方々のご参加とご意見を期待しております。
日 時 | 2010年9月1日(水) 13:30-17:30 |
場 所 | 全日通 霞ヶ関ビル 8F 大会議室B 〒100-0013 東京都千代田区霞が関3丁目3番地3号 全日通霞が関ビル |
内容
13:30-13:45 「ベッセマー+200の鉄と社会」WGの紹介 東京大学(WG主査) 醍醐市朗
13:45-14:45 資源循環と鉄リサイクル技術 東京製鐵株式会社 板谷俊臣
14:45-15:45 自動車メーカーの視点から見たCO2削減 いすゞ自動車株式会社 折井 拓
16:00-17:00 炭素繊維による運輸部門の省エネルギー戦略と技術課題 東京大学 高橋 淳
17:00-17:30 総合討論
参加費:
エコマテリアルフォーラム団体会員、物材機構関係者 :無料
エコマテリアルフォーラム個人会員 :資料代 2,000円
一般 :参加費 6,000円
申込方法:
電子メールにて、件名冒頭に【9/1申込】と入力し、出席される方の氏名、勤務先、所属、メールアドレス、会員資格(団体・個人・一般) を明記の上、下記事務局アドレスへ8月26日(木)までに送信下さい。
〒105-0003 東京都港区西新橋1-5-10 新橋アマノビル6F
(社)未踏科学技術協会 エコマテリアルフォーラム事務局 末次若子
Tel 03-3503-4681 Fax 03-3597-0535
E-mail ecomat@sntt.or.jp
定員:140名