1993年に設立されたエコマテリアル研究会は、従来の材料開発の方向に環境配慮・循環型社会の材料技術という概念を持ち込み、そのコンセプトに基づいた材料開発や環境影響評価技術を定着させてきました。研究会の10余年の成果を踏まえ、研究会は2005年4月から「エコマテリアル・フォーラム」と改名し、新たな活動を開始しています。
主な活動内容
エコマテリアル・フォーラムでは、持続可能な循環型社会における物質・材料の主役としてエコマテリアルを登場させることを目標として下記を推進します。
- 独創的な新規エコマテリアルの開発
- 循環型社会における物質・材料生産技術の本質的見直し
- エコを包括する材料価値の創出
- 資源安全保障を見据えた材料の開発・普及
具体的な活動紹介(2020年度)
課題の探索、調査事業、提言、プロジェクト提案
- 運動:「My都市鉱山バッグ」運動
- 委託金事業:環境省CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業
- 助成金事業:(一財)新技術振興渡辺記念会による調査研究(3件)
- WG活動:・熱電発電研究会WG
- エコものづくりWG
- エコ材料教育の実践と教材開発WG
技術的・社会的基盤の整備
クリーンエネルギー経済の確立に資する材料技術の調査研究活動の企画、支援および提案する。
- エコマテリアルデータベース(Eco-MCPSデータベース)の構築・整備
エコマテリアルデータベースはこちら
普及・啓蒙活動
- シンポジウム(国内・国際)・ワークショップの開催・協力
- 「エコテクノロジー・オンラインシンポジウム—Pre-ICEM15 」(ICEM:International Conference on Eco-Materials)※注
- 「レアメタル資源再生技術研究会」
- 「Materials Research Meeting 2020」
- 「日本MRS年次大会」
- 環境イベントの共催・協賛・書籍・報告書等の出版
- メールマガジン発行・新春座談会
- アニュアルレポートの発行
※注
エコマテリアル国際会議(ICEM)は、多様なアプローチからなる研究開発の議論の場で、過去14回、以下の場所で開催しています。
2020 トリバンドラム(CSIR-NIIST),インド
2017 バンコク (モンクット王工科大学トンブリー校), タイ
2015 台南 (ITIR), 台湾
2013 ハノイ(ハノイ理工大学), ベトナム
2011 上海(上海交通大学), 中国
2009 京都
2007ロンドン(Brunel大学), UK
2005 シンガポール
2003 横浜
2001 ホノルル(東海大学), USA
1999 岐阜
1997つくば(NRIM)
1995 西安, 中国
1993 東京