エコマテリアル・フォーラム 第Ⅱ期 活動計画
2009年6月8日
第Ⅱ期活動の目的と事業内容
「気候・資源リスク回避に向けた材料開発のエコイノベーションの創造につながる物質・材料技術およびそれに関連する社会技術を実践し普及させる」 ことを目的に掲げ、その目的を達成するためにエコマテリアル・フォーラムのネットワーク機能を生かして下記の事業を実施する。
持続可能な物質・材料技術およびそれに関連する社会技術に関する
- 国内外シンポジウム・ワークショップの開催
- 国内外の関係団体および研究者との交流
- 調査研究および成果の普及
- 情報の円滑化と情報の発信
- 刊行物の発行
- その他目的達成に必要な諸活動
主な内容
1.社会技術調査の実施
日本の環境安全保障(資源、環境、安全)の確保に関わる材料要素技術の調査研究活動の企画、支援および成果の公開を行う。
- グリーン資源(都市鉱山の評価法、プラスチック内の廃プラ含有率評価法、消磁技術、良質スクラップの行方など)
- 社会環境と材料(省エネ交通、省エネ機器材料、バイオマス由来材料、環境触媒など)
- 安全とルール(構造材料の寿命予測、化学物質の環境影響指標など)
【具体例】
- 構造インフラ:超100年耐久鋼構造、塩化ビニルサッシ
- 交通システム:エネルギー機関材料技術、低ロス駆動材料技術、長寿命材料
- 光通信システム:LED
- エコシティ:環境モデル都市における物質循環、プラスチックリサイクル、バイオマス由来材料
- 環境影響イニシアティブ:炭素税の仕組み、リサイクル資源評価、構造材料の寿命予測、化学物質の環境影響、原子力廃棄物
2.将来技術調査
クリーンエネルギー経済の確立に資する材料技術の調査研究活動の企画、支援および提案する。
- 再生可能エネルギーの普及・実用化とルールづくり(太陽電池、二次電池、燃料電池、バイオマス利用技術、低鉄損化技術、超電導技術、有機熱電変換技術、導入シナリオなど)
- バイオマス資源のエコイノベーション推進(エチゼンクラゲの資源化、たい肥化技術など)
【具体例】
- 原子力システム:Na冷却技術
- 送電システム:超電導材料・断熱材料
- 交通システム:アモルファス電磁鋼、電磁遮蔽材料、熱電変換材料、環境触媒材料、水素利用
- 電池システム:太陽電池、二次電池、燃料電池
- バイオマス資源:利用技術、生分解性プラスチック
年間活動予定
- 懇話会 (1~2回)
- シンポジウム (1回)
- ワークショップ <研究テーマワーキンググループ講演会・特別研究会等> (6回程度)
- 委員会(11回程度)
- 刊行物の発行
- アニュアルレポート(1回)
- エコマテリアルマガジン(4回)
- Webサイト運営
- エコマテリアル・フォーラム
- Eco M/C/P/S データベース (Ver.5)保守・運用
- ワーキンググループ 随時開催