エコマテリアルのトピックス

「エコマテリアル」とひとことで言っても、その研究対象は、金属、動植物、社会システム・・・と多岐にわたります。

当フォーラムは各分野で活躍している会員の皆様が、分野を越えた横断的な情報交換や交流ができることをめざしています。

その試みの一環として、トピックスのページでは、「エコマテリアル」に関連する最新情報や興味深い話題を、各方面のスペシャリストがお知らせします。

みなさまからの話題提供も募集していますので、とっておきの話題、情報がありましたら、ぜひ、ご寄稿下さい。

「青森インダストリーフォーラム」の案内

青森県が東京で技術発信のイベントを行います。
 2006年1月18日、東京国際フォーラムで、青森県の技術発信のイベントが開催されます。青森県の大学、研究所、企業など35社が出展します。
青森県工業総合研究センターからは、「鉛はんだ代替レーザ接合技術の開発」、「機能性炭素材料ウッドセラミックスの開発」、 「環境循環型非塩素系凍結防止剤の開発」、「新規有用有機材料-不溶性シクロデキストリンポリマー」などの研究成果を発表する予定です。
入場無料ですので、興味のある方は、ぜひご参加下さい。

「青森インダストリーフォーラム」
日時:平成18年1月18 日 10:00~17:30
場所:東京国際フォーラム ホールB7[東京・有楽町] 

詳細案内 および 参加申込書 →PDFファイル

将来技術WG「先進エコマテリアル-新用途開発素材」を開催

エコプロダクツ2005と同時開催、出展も行う。
2005年12月17日、将来技術ワーキンググループは、エコプロダクツ2005併設シンポジウムとして「先進エコマテリアル-新用途開発素材」を開催しました。
企業で開発に携わる技術者を中心とする15名の講演者から、社会的要請によって急速に転換しつつある技術ニーズとそれに対する新しい取り組み、 ユニークな発想による新材料開発の事例、企業としての戦略などが紹介されました。 会場の63名の参加者からは多数の質問やコメントが出され、新用途開発素材を切り口に先進エコマテリアル開発の現状と問題点が討論されました。
また、14万人を超える来場者が訪れたエコプロダクツ2005にもエコマテリアルフォーラムとして出展を行い、フォーラムの活動をアピールしました。
〔文責〕垣澤英樹  物質・材料研究機構 エコマテリアル研究センター
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「ジャニン・ベニュス氏、グンターパウリ氏が来日、2月1日講演会を開催」

『バイオミミクリー』、『ゼロエミッション』の提唱者の講演を同時通訳で
 2月1日、仙台国際センターで、自然の叡智を活用した技術革新『バイオミミクリー』の提唱者ジャニン・ベニュス氏、『ゼロエミッション』 の提唱者グンターパウリ氏を招き、「人と地球を考えた環境・経済・ものつくり国際セミナー」が開催されます。 あたらしいものつくりの在り方について先進的な提案と方向が示されるものと思います。同時通訳付で、しかも定員 200名と制限がありますので、お早めに申し込みください。参加無料です。
詳細はこちらをご覧下さい→PDFファイル
「東北産業クラスター計画・東北大学環境フォーラム合同国際セミナー」
日  時:平成18年2月1日(水)13:00-17:00(12:00開場)
場  所:仙台国際センター大会議室「橘」
参加料:無料
募集締切:1月27日(金)

ジャニン・ベニュス氏は自著「Biomimicry」の翻訳書が今春出版予定(翻訳書名:自然と生体に学ぶバイオミミクリー)で、1月30日、2月3日にも それぞれ東京と大阪で講演会が開催されます。有料です。
1月30日 東京 http://www.zeri.jp/annaijyo.html
2月3日  大阪  http://www.eco-design.net/?s=%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8B%E3%83%B3
〔文責〕垣澤英樹 物質・材料研究機構 エコマテリアル研究センター

「NIMSフォーラム2006開催」 の案内

物材機構(NIMS)発足から5年の成果とこれからの取り組みがわかります。
「NIMSフォーラム2006」
日時:平成18年2月15、16 日
場所:東京国際フォーラム ホールB7、B5

 2月15、16日、東京国際フォーラムにおいて「NIMSフォーラム2006」が開催されます。 独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)は平成18年3月で設立から5年を迎え、第1期の中期計画が終了します。 今回のNIMSフォーラムでは、第1期中期計画における5年間の研究成果、最新の技術移転シーズおよびこれからのNIMSの取り組みが紹介されます。 また、国内の著名な研究者による物質・材料研究の将来についての講演、パネルディスカッションが予定されています。 フォーラム開催期間中、エコマテリアル関連を含むNIMS最先端の研究テーマ119のポスター展示も行われます。参加無料。
〔文責〕垣澤英樹  物質・材料研究機構 エコマテリアル研究センター

「愛知万博で使用された生分解性プラスチック製食器はどこへ?」

愛知万博で使用された生分解性プラスチック製の食器が再利用されます。
 愛知万博では、生分解性プラスチックでできた食器やごみ袋が導入されました。 (財)バイオインダストリー協会の試算によれば、これによって樹齢50年のスギ約10万本が半年間で吸収する量に匹敵する約 720トンの二酸化炭素排出が削減されたとのことです。 さて、万博の閉幕後、使われていた食器類の行き先はどうなったかというと、先日、経済産業省から「食器具で万博閉幕後においても使用可能なものについて、 資源の有効活用及びバイオマス(生分解性)プラスチックの今後の普及促進の観点から、関係府省及び要望のあった全国都道府県庁の職員食堂で再活用 (リユース)することとなりました」という発表がありました。
〔文責〕山下宏一  理化学研究所 中央研究所 化学分析チーム

「第6回 グリーン・サステイナブル ケミストリーシンポジウム」

グリーン・サステイナブル ケミストリーに関するシンポジウムが
2006年3月に開催されます。

 グリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC)に関する第6回シンポジウムが、グリーン・サステイナブルケミストリーネットワークの主催で、 2006年3月7日(火)~8日(水)、学術総合センター・一橋記念講堂(東京)で開催されます。
このシンポジウムは、「GSC活動を実践する産官学の関係者が一堂に会し、最新情報の報告を行うとともに今後の展望を討論することによって、わが国における GSC活動をいっそう推進させることを目的としている」ということで、主要テーマは、 1. 産業界・学会におけるGSC実践と展望、2. GSCの最先端、3. アジア・オセアニアとの連携、4. GSCに関する最新の研究成果です。 なお、事前参加登録の期限は1月16日(月)までとなっています。
(連絡先)
(財) 化学技術戦略推進機構(JCII)内 GSCシンポジウム事務局
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3-5
E-mail: gscn@icii.or.jp Tel: 03-5282-7270 Fax: 03-5282-0250

〔文責〕山下宏一  理化学研究所 中央研究所 化学分析チーム

「貴金属使用量を大幅に減らした高性能燃料電池用電極」

安価で大量に存在する材料で市販電極の1.5倍の性能
 独立行政法人物質・材料研究機構エコマテリアル研究センターの森利之主席研究員と高橋基研究員は、ダイレクトメタノール型燃料電池のアノード材料(負極材料)として、Pt(白金)とCeO2(酸化セリウム)という金属とセラミックスの複合電極を開発しました。 市販のPtとRu(ルテニウム)の合金電極に比べて安価な材料で1.5倍の電流密度と市販の電極のオンセットポテンシアルを低下させる(電極反応損失を低下させる)優れた特性を達成しており、携帯機器用燃料電池の大幅な普及促進、家庭用コージェネレーションのさらなる発展につながるものと期待されています。
開発したアノード材料は高価で希少なRuをまったく用いず、環境にやさしく、かつ安価な高性能電極を提供することが可能です。 また、Ptの使用量も最大で34%程度削減できると期待されています。現在、さらなる高性能化を目指し、CeO2上に分散したPt粒子の微細化を進めています。
この成果は、今年11月30日からつくば市で開催される「第4回機能性発現のための材料創製に関する国際会議」や12月10日に都内日本大学で開催される「第16回日本マテリアルリサーチソサエティー学術シンポジウム」などで発表されます。
〔文責〕垣澤英樹  物質・材料研究機構 エコマテリアル研究センター

「バイオマス.誤解と希望」奥 彬 著:シリーズ“地球と人間の環境を考える”10巻、日本評論社(2005).

バイオマスや生分解性プラスチックに少しでも関心がある人や研究者技術者に読んでもらいたい本。
 バイオマスを環境資源問題や持続型社会の救世主のように思っていませんか? 研究者や産業やジャーナリストは、プラスチックの実がなりバイオマス燃料が搾れる植物があるかのように、この言葉を地球温暖化防止に結び付けてはいませんか? これまで有機資源には石油がおもに使われてきましたが、決して正しく使われてきたとはいえず、大量生産と廃棄のなかに利益と安易さを求めたので環境問題が生じています。 この癖はバイオマスで改まったのでしょうか? かえって再生可能資源やグリーン、カーボンニュートラルなどの言葉を用いて、バイオマス材料は大量に作っても安易に廃棄しても地球にやさしそうだと誤解させていませんか? 資源の差を問わず産業品の製造にはエネルギーと有限な金属資源等の消費が必ず伴うことを忘れてはいませんか?植物は再生可能でも原料と産業品はちがうでしょう。 技術と経済と便益を至上とする考えがバイオマスの大切さを損ねないように、これを研究し技術開発する人の理念と倫理とは何かを本書は考えさせてくれるでしょう。

〔文責〕奥 彬  (財)生産開発科学研究所

「産業廃棄物の循環型処理技術の調査」ワークショップ開催報告

「産業廃棄物の処理技術」をテーマにしたワークショップが開催されました
 エコマテリアル・フォーラムでは、社会的重要度の高いテーマをとりあげ、ワーキンググループを設け、調査研究活動を行っております。 このたび、「産業廃棄物」の中で、特に「建築廃材」、「古紙」等の処理方法の調査を行う目的で、第1回のワークショップを日時:平成17年10月6日(木),芝浦工大工学部(東京都港区芝浦3-9-14)で開催しました。  グループ代表の千葉工業大学小野修二郎教授による挨拶で始まり、「産業廃棄物、特に建築廃材の循環型処理技術の調査」ワーキングの取り組みについて、ワーキンググループリーダーの青森県工業総合研究センター岡部敏弘氏より紹介がありました。  つづいて、芝浦工業大学工学部村上雅人教授による超伝導技術を使った「地球環境保護と先端技術」、(株)ダイナックス 材料開発グループ向 一仁氏によるオートマチック車の「湿式摩擦材の廃棄処理の取り組みについて」、(株)リガク 熱分析グループ 有井 忠氏による木材、リンゴ絞りかす、鶏糞ウッドセラミックスなどの「産業廃棄物の熱分解ガスの分析」、ラサ工業(株)機械事業部坂田博志氏による建築廃材などの木材を中心とした「産業廃棄物の粉砕処理技術」、鶴見曹達(株) エコロジー事業部牧野 澄夫氏による木材などの「樹木根等の爆砕処理技術による利用方法について」、エァ.ウォーター.ベルパール(株)技術開発部吉永 直人氏による木材、鶏糞ウッドセラミックス、オカラセラミックスなどの「産業廃棄物の樹脂成型技術について」、日本油脂(株)化薬事業本部中地章氏による製材所の廃材を用いた「小型バイオマスガス化発電システムについて」の紹介がありました。  第1回ワーキングには、51名の参加者があり、活発な質問と意見が交わされました。
 当グループは、ひきつづき、第2回ワークショップを、平成17年12月9日(金)に、第3回を平成18年2月17日(金)に開催します。産業廃棄物の処理技術にご関心のある方は、ぜひワーキンググループの活動にご参加下さい。
プログラムの詳細はこちらをご覧下さい ↓
 http://ecomaterial.org/wg_ws_sy/ws/ws051006.html
※次回(17年12月9日)ワークショップ案内 ↓
 http://ecomaterial.org/wg_ws_sy/ws/ws051209.html
〔文責〕岡部敏弘  青森県工業総合研究センター

「硫黄化合物系エミッションの無害・資源化とゴミメタルからの鉄銅回収」

廃棄物からの有価資源生成のための基礎およびプロセス研究を行っています。
岩手大学工学部材料物性工学科 飯島・山口(勉)研究室のご紹介

 私ども研究室では現在エコマテリアル研究テーマとして、硫黄化合物系エミッションの無害・資源化およびゴミメタルからの鉄銅回収に取り組んでいます。
金属資源の鉱石の多くは硫化鉱であるため、これらを取り出した後には不可避的に硫黄化合物系のエミッションが発生します。 熱力学シミュレーションと電気炉を用いた小型試験を行い、廃プラスチックを還元剤として、硫化物を還元し元素硫黄を生成し無害化するプロセスを研究しています。
 一方、一般廃棄物の溶融処理により発生する合金は主に鉄と銅より構成されます。 これらを分離することで資源化が可能ですが、熱力学的性質の制約から分離プロセスの構築が困難なのが現状です。 そこで、相平衡の測定などを通して有効なプロセスの提案を行っていきます。
研究室スタッフ
飯島 嘉明 教授
山口 勉功 助教授
植田 滋   助手

岩手大学 工学部 材料物性工学科 のホームページ

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