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植物由来のプラスチック、NECが製造効率を向上

木材やわらを原料にしたバイオプラスチックを効率よくつくる方法をNECが開発した。
製造時の二酸化炭素(CO2)排出量はこれまでの約1割で、ノートパソコンなど強度が求め
られる製品にも使えるという。28日から名古屋市で開かれる高分子学会で発表する。
 NECスマートエネルギー研究所主席研究員の位地正年さんらは、多くがゴミになって
いる草や穀物の茎の主成分セルロースと、カシューナッツの殻から取れる油を使ったバ
イオプラを2010年に開発した。ただ、固体を溶かす溶媒を、製造時に大量に高温で蒸留
する必要があり、プラ1キログラム当たり、CO2排出量に換算すると約8キログラム分
のエネルギーが必要だった。
 今回、原料を2段階に分けて反応させ溶媒の量を減らす製造法を開発。CO2排出量を
約9割減らすことができた。ガラス繊維などを足せば、ノートパソコンやモパイル機器
でも使える強度が得られるという。
 位地さんは「将来、量産する際には製造コストを大幅に下げられる可能性がある」と
話している。
(高山裕喜)

朝日新聞デジタル版
2014年5月12日